| 形態観察コースでは、金属かどうかの調査を次の方法で調べます。 |
| 目視確認 |
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混入状況を詳しく観察し、商品の中に混入・埋入していたかどうか、表面に付着しているものなのかを確認します。 |
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この時点で全長や幅、厚さ、太さなどの確認を行います。
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| 実体顕微鏡による観察 |
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実体顕微鏡で拡大して異物の細かい特徴を観察します。 |
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| 光学顕微鏡による透過観察 |
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光学顕微鏡で透過観察すると、次の特徴が認められます。 |
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金属 ・・・透過性に乏しく、観察できないという特徴があります。 |
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コゲ ・・・透過性に乏しい黒褐色の破片状物質が観察されます。 |
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石 ・・・長柱状などの様々な形をした結晶物質が観察されます。
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| 磁性の確認 |
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鉄を含む金属粉かどうかを判別するため、磁性の有無を確認します。
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| 試薬試験 |
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数種類の試薬を必要に応じて用い、異物の分類を行います。 |
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鉄の簡易定性試験 ・・・金属の一部を削り取り、2種類の試薬を用いて、鉄が青色に呈色するかどうかを確認します。 |
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塩酸反応 ・・・塩酸を加えて黄色に呈色するかどうか、気泡が発生するかどうかなどを確認します。 |
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デンプン反応 ・・・ヨウ素試薬を用いてデンプンが紫色に呈色することを利用しています。 |
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ニンヒドリン反応 ・・・ニンヒドリン試薬を用いて、アミノ酸やタンパク質が紫色に呈色することを利用しています。 |
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脂質呈色反応 ・・・ズダン3試薬を用いて、油分が橙色に呈色することを利用しています。 |
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その他、必要に応じて各種試薬を使用します。
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