FT-IRコースでは、プラスチック名称の推定を次の方法で調べます。 |
目視確認 |
|
混入状況を詳しく観察し、商品の中に混入・埋入していたかどうか、表面に付着しているものなのかを確認します。 |
|
・ |
この時点で全長や幅、厚さ、太さなどの確認を行います。
|
|
|
実体顕微鏡による観察 |
|
実体顕微鏡で拡大して異物の細かい特徴を観察します。 |
|
|
|
光学顕微鏡による透過観察 |
|
光学顕微鏡で透過観察すると、シート状のプラスチックのキズや表面形状を調べることができます。
|
|
樹脂の延伸性などの確認 |
|
延伸性(伸びやすいかどうか)や弾力性の有無を調査します。
|
|
比重の調査 |
|
水および15%塩化ナトリウム水溶液に浸して、比重の簡易調査を行い、樹脂を分類します
|
|
燃焼試験 (異物の量がたくさんある時に行います) |
|
直火で燃焼するして、特徴を観察します。 |
|
・ |
燃焼時の臭い |
・ |
燃焼時の燃え方の違い(燃えやすいか、燃えにくいか、全く燃えないか) |
・ |
燃焼時の煙の色 |
・ |
燃焼後の形態
|
|
|
FT-IR |
|
フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)により、プラスチックの成分を調査します。
|
|
※ |
検体量が少なくて分析できない場合がまれにございます。その際にはご了承ください。
|
|
|
その他試験 |
|
必要に応じて、形態観察コースや同定鑑別コースで行う試験を行います。
|
|
|
↑ページの上へ |