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| 外観試験結果 |
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異物は見た目の形が紡錘形で、外観的には虫の卵のように見えましたが、水に浸したところ膜状に広がるような物質でした。
また、水に浸すと非常にやわらかくなりました。
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| 光学顕微鏡による観察試験結果 |
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異物を光学顕微鏡にて透過観察したところ、虫の卵の殻に見られるような顕微鏡像は観察されず、角ばった植物細胞が観察されました。
このことから、異物は植物片と推測しました。
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| 燃焼試験結果 |
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異物は微小だったことから、燃焼試験は行いませんでした。
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| 形態観察コースのまとめ |
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ここまでの試験を総合的に判断すると、異物は虫の卵ではなく、何かの植物片が丸まったものと推測されました。
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| ※形態観察コースではここまでの試験となります。 |
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| PHOTO |

水に浸して広げた時の
拡大写真

光学顕微鏡写真
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| 同定鑑別試験結果 |
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異物はオレンジ色で、角ばった細胞が認められたことから、弊社独自の植物データベースにて調査を行ったところ、トマトの皮などのナス科植物と非常に良く似た形態をしていることがわかりました。
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| 同定鑑別コースのまとめ |
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すべての試験を総合的に判断すると、異物は「トマトの皮」である可能性が高いと推測しました。 |
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| PHOTO |

トマトの皮の
顕微鏡写真
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| 【コメント】 |
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「形態観察コース」では、異物が虫の卵か植物片かどうかがわかりますので、虫の卵かどうかがターゲットとなっている場合には形態観察コースが最適です。
「同定鑑別コース」では、虫の卵ではない、という結果だけではなく、トマトの可能性が高いかどうかをお調べすることができます。
用途に応じて、検査コースをお選びください。 |
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