昆虫異物・植物性異物・繊維鑑別・金属異物分析・プラスチック異物・ダニ調査・鉱物性異物・ガラス分析・寄生虫調査・カビ酵母・ピンホール試験・加熱調査・血痕調査・文献調査などのご要望にお応えします。___
サイトマップ トップページ
お問合せ リンク
トップページへ 異物事例 料金表 依頼方法 お問合せ(TEL・FAX・送付先など) FAQ(よくあるお問合せ)
ホーム 異物事例トップ  >  異物事例  >  ケーキに付着していた毛のような異物

異物事例

ケーキに付着していた毛のような異物

初見
苦情内容 ケーキを食べていたら毛のような異物が出てきた。
異物の状態 ケーキの表面に毛のようなものが付着している。
内部には混入していない。
異物の大きさ 長さ:約 3.3cm
太さ:約 0.04mm
色調 目視下での色調:黒色
透過下での色調:紺色
その他情報 特になし
PHOTO
異物の拡大写真
ケーキに付着していた
毛のような異物

外観試験結果
  異物は細く短い物質で、ところどころ屈曲しており、両端の形状は断端状でした。断面は、中央が凹んだ「横8の字形」をしていました。
 
光学顕微鏡による観察試験結果
  光学顕微鏡にて透過観察したところ、濃い紺色の顕微鏡像が観察されたことから、染色されている繊維の可能性が高いと考えられました。
また、異物の内部には網目状の毛髄質が観察されたことから、合成繊維や植物類ではなく、毛(動物毛)の可能性が高いと考えられました。
 
燃焼試験結果
  燃焼させたところ、強いケラチン臭(髪の毛が燃えるときの臭い)を出し、勢いよく縮みながら燃えました。また、燃焼後は黒く炭化しました。これらの特徴は、毛の特徴であることから、異物は燃焼結果からも毛の可能性が高いと考えられました。
 
カタラーゼ試験結果
  異物が加熱されているかを調べるためにカタラーゼ試験のご依頼を受けましたが、毛根がなかったことから、カタラーゼ試験を行うことはできませんでした。

 
形態観察コースのまとめ
  ここまでの試験を総合的に判断すると、異物は合成繊維や植物繊維ではなく、またプラスチックの削りカスのようなものではなく、「毛(動物毛の可能性大)」と推定しました。

 
※形態観察コースではここまでの試験となります。
形態観察コースの
報告書サンプルを見る

PHOTO

光学顕微鏡写真

同定鑑別試験結果
  毛髄質は網目状の形態をしていました。また、表面の毛小皮紋理(キューティクル)の調査を「スンプ法」を用いて行った結果、毛小皮紋理は細長く幅の狭い整然とした横行波状紋理が観察されました。

 
同定鑑別コースのまとめ
  すべての試験を総合的に判断すると、異物は「ウサギ毛」と推測されました。

 
※同定鑑別コースではここまでの試験となります。
同定観察コースの
報告書サンプルを見る

PHOTO

毛小皮紋理
同定鑑別コース
20,000円

検査日数: 6〜10営業日
→営業日とは?
特急料金: +15,000円
→特急料金とは?
 
【コメント】

「形態観察コース」では、異物が動物毛であることは推測できますが、ウサギ毛の特定はできません。

「同定鑑別コース」では、異物がウサギ毛であることがわかりますし、毛ではなかった場合にも、繊維の種類も推測できることが多いですので、繊維系の検査では同定鑑別コースが最適です。

用途に応じて、検査コースをお選びください。
 コースの内容 を見る
 料金表を見る
 異物の種類から検査方法を選ぶ
会社概要 採用情報 お問合せ プライバシーポリシー サイトマップ 免責事項
 Copyright(c) 2007 IBUTU Research Institute, Co.Ltd. All Rights Reserved.